TAVI治療を受けた患者インタビュー (1/3)

「もっと元気に長生きできる可能性が出てきますよ」
TAVI治療を決めたのは、信頼を寄せている医師の一言

 山岸さん(仮名)は慶應義塾大学病院で長年人間ドックを受診し、健康に気を配ってきました。5年前、70代後半のときに心臓の血管狭窄がみつかり、力テーテル手術を受けた以外は体の不調もなく、元気に過ごしていましたが、その後、急な坂を登るようなときに息苦しさを感じるようになりました。加齢によるものと考えた山岸さんは、体を鍛えるように努めましたが、実は大動脈弁狭窄症であることが判明。大好きなゴルフを断念せざるを得なくなってしまいました。 絶大な信頼を寄せている慶應義塾大学病院、林田健太郎医師に、“重症の大動脈弁狭窄症は普通1、2年で命を落としてしまうでしよう。でも、治療を受ければもっと元気に長生きできる可能性が出てきますよ。"と言われTAVI(経カテーテル大動脈弁治療)という新しい治療を受けることに決めました。その際の貴重なお話しを、林田医師も交えてうかがいました。

大動脈弁狭窄症という診断

インタビュアー

慶應義塾大学病院を受診されたきっかけを教えていただけますか?

山岸さん

慶應義塾大学病院の1日ドックが出来たから受けてみなさいと友人に勧められまして。それが縁で、40歳前から慶應義塾大学病院で、毎年ずっと人間ドックを受けていたんですよ。その時は概ね良好な状態で、心臓の疾患の指摘は何にもなかったんです。

インタビュアー

健康にはずっと気を配られていたのですね。

山岸さん

はい。ところが10年ほど前に、心臓関係の検査をした方がいいと、慶應義塾大学病院老年内科の広瀬先生からご指摘を受けましてね。それで広瀬先生のご紹介で循環器内科の江頭先生に診ていただいたら、心臓の血管狭窄があるとわかり、力テーテルの手術を受けました。約5年前になりますね。そして安心してありましたら、今度は大動脈弁狭窄症という診断を受けました。

インタビュアー

それは大変でしたね。せっかく手術が無事に終わったのに、また他の病気と診断されてびっくりされたのではないでしょうか?

山岸さん

本当にびっくり致しましたね。
それに今まで好きでゴルフをやっておりましたが、それも止めなければいけなくなってしまいました。シングルプレーヤーだなんて言って、一生懸命やっておりまして、最高では週2回ゴルフをしていました。
4時間半くらい歩いて、素振りも含めると、120回から130回くらいスウィングするのでいい運動になっていたのです。

インタビュアー

それほどお好きだったゴルフをやめなくてはいけないとは、辛かったですね。

山岸さん

そうですね。当初はフルスウィングはしちゃだめだと江頭先生に言われただけだったのですが、その後に診察を受けました時は、やっぱりゴルフは止めた方がいいとおっしゃったのです。それで当時週1回はゴルフをしておりましたけれど、その日を境にぴたりとゴルフを止めました。

※インタビュー実施:2013年12月
このインタビュー記事はエドワーズライフサイエンス株式会社の一般向けパンフレットを元に再構成しています。

"Road to TAVI"

"Road to TAVI"
TAVI元年。慶應大チームの軌跡をリアルタイムで紹介します。 重症の大動脈弁狭窄症で、開胸手術による治療が不可能または 非常に困難な患者さんに対する全く新しい治療です。

経カテーテル大動脈弁留置術 TAVI

重症の大動脈弁狭窄症で、開胸手術による治療が不可能または 非常に困難な患者さんに対する全く新しい治療です。大動脈弁をただバルーンで拡張するだけでなく弁を留置してくる治療法です。

小切開心臓手術

最大の特徴は、「小さな創で患者さんに優しい」手術を行っていることです。当院は、低侵襲心臓外科手術、ポートアクセス手術のパイオニアとして、日々技術革新を進めています。

大動脈
ステントグラフト

開胸や開腹を要さない低侵襲な治療法。当院は、国内有数の豊富な大動脈瘤治療実績を有し、特にこのステントグラフト治療は人工血管手術とともにトップランナーとして近年さらに増加し続けています……

心房中隔欠損のカテーテル治療 AMPLATZER

慶應義塾大学 心臓血管低侵襲治療センターは、循環器内科と心臓血管外科が協力し、日本一患者さんにとって優しい治療を提供します。

経皮的中隔心筋焼灼術 PTSMA

症状のある、薬物治療抵抗性の閉塞性肥大型心筋症に対して、カテーテルを使用して純エタノールにより閉塞責任中隔心筋を焼灼壊死させる治療法です。最大の特徴は「低侵襲性」(体力の消耗や傷口が小さい)です。

バルーン大動脈弁形成術BAV

とてもシンプルな治療法で、すぐには開胸手術が難しいような状態の悪い方であっても、この風船治療を行うことで状態が一時的に顕著に改善されます。

経皮的僧帽弁裂開術 PTMC

カテーテルを用いて足の動脈から直接心臓に到達、硬くなった弁にイノウエ・バルーンを運び、そこでバルーンを広げて、硬くなった僧帽弁を広げる治療。心臓手術に比べ開胸術でなく、患者さんの負担は少ない。

バルーン肺動脈形成術 BPA

局所麻酔下で行う侵襲性の低いカテーテル治療。PEAの適応外とされる高齢者、全身麻酔が困難例、末梢型のCTEPHに対しても治療可能である。複数回の治療により、PEAと同様に根治が期待できる。

慶應義塾大学病院 心臓血管低侵襲治療センター
Keio University School of Medicine Medical Center for Minimally Invasive Cardiac Surgery

〒160-0016 東京都新宿区信濃町35番地
TEL: 03-3353-1211(代表) FAX: 03-5379-3034(直通)
夜間休日連絡先 夜間受付電話番号:03-3353-1208、心臓血管外科当直医PHS:070-6587-0114