私たちの強み ハイブリッドチームが世界有数である理由 世界有数の低侵襲治療のスペシャリストチームが実現します。

私たちの強み~ハイブリッドチームが世界有数である理由



◆私たちの強み<その1>「TAVI術前の効率的な画像診断」

 慶應義塾大学では、経カテーテル大動脈弁留置術 (transcatheter aortic valve implantation: TAVI) 前の治療計画において、ハイブリッドチームとして放射線診断医が全面的にサポートしています。その結果、最新のCTの性能を最大限に活かして、検査効率の向上とヨード造影剤の減量を可能にし、大動脈弁以外の病変にも目を配った精度の高い読影が行われています。

■検査効率の向上

 TAVI術前の治療計画には、①心臓(大動脈弁・冠動脈)の評価と、②胸部大動脈~ 大腿(足の付け根)動脈までの大血管の評価、の2つが必要です。①心臓(大動脈弁)のCT撮影では、心臓の拍動による画像のブレを抑制するために、心臓の拍動と同期させながらCTの寝台をゆっくり動かして撮影する必要があります。②大血管のCTでは、カテーテル治療の器具が大腿動脈から大動脈を通って心臓の大動脈弁まで安全に到達できるか事前に調べるために行い、心臓の拍動と同期させる必要はなく、CTの寝台は心臓CTよりも速く動かします。この2つの部位の評価は別々に行われることが多く、普通はCT検査を2回受けることになりますが、私たちは、最新のCTを活用して、この2つの評価を1回の撮影で行えるようにしています(図)。特に2つの評価が連続して行えるので、全体の撮影時間が短くて済みます。

■ヨード造影剤の減量

 CT検査において、体の血管の状態を調べるためには、ヨード造影剤という静脈注射をして、血管内腔を見やすく(白く)して撮影することが必要です。このヨード造影剤はあまり多く使用すると腎臓の機能に悪影響を及ぼしうることが報告されています。TAVIによる治療を受けられる患者さんはご高齢の方が多く、腎臓の機能が十分でない患者さんも少なからずいらっしゃいます。必要な造影剤量は、撮影時間と比例しますが、私たちは、前述のように短時間で撮影していますので、ヨード造影剤の量も大幅に減らすことができています。従来の撮影法ですと、ヨード造影剤を約100 mL程度使用しますが、私たちの方法では、大部分の患者さんで50 mL程度かそれ以下で、高い画質の術前CT像を提供することができます。

■精度の高い読影

 TAVIの対象となる患者さんは高齢の方が多いため、CTで大動脈弁以外の病変が偶然見つかることが意外に多く見られます。これまで検査をおこなった患者さんのうち10%程度で癌や総胆管結石などの病変が見つかり、これらの疾患に対する治療も当院で受けられています。大動脈弁以外の病変は、画像を専門とする放射線科医が読影を行っているために見つけることができています。ハイブリッドチームであることの大きなメリットであると思われます。

このように、患者さんへの負担が少ない検査と精度の高い読影で、TAVIの手技を安全に行うためのサポートを行っています。



◆私たちの強み<その2>「心房中隔欠損症を必ず低侵襲な方法で治療します」

あなたが心房中隔欠損症と診断されたらどうしますか?手術が必要といわれましたか?

 慶應義塾大学では心房中隔欠損症に対して最も低侵襲な治療を全ての患者さんに提供することが出来ます。現在、心房中隔欠損症の治療はAmplatzer Septal Occuluderを用いたカテーテル治療が主流となっており、慶應義塾大学でも2010年9月より心房中隔欠損症に対するカテーテル治療を開始し、2011年は32例、2012年は60例と爆発的に施行症例数を増やしています。この治療法は足の付け根の血管からカテーテルを入れて心房中隔という心臓のなかにある壁の穴を塞ぐという治療で、非常に小さな傷(1cm未満)で短時間の間に施行可能です。治療後の在院機関も数日で済みますし非常に低侵襲な治療です。

 しかし、問題は穴の位置や大きさによってはカテーテルでの治療が出来ないもしくはうまくいかない可能性が高いと考えられる場合です。この場合は、心臓手術が必要になります。一般的な心臓手術は胸骨正中切開という胸の真ん中を上から下まで20cm以上切る大きな手術を必要としますが、慶應義塾大学では心房中隔欠損症に対する治療としてほぼ全例で右小開胸による小さな傷で回復の早い手術を行っております。この方法では胸の真ん中に長い傷が残ることもありませんし、女性の場合は乳房の下のシワにそって切開をするため傷が殆ど見えなくなります。

この様に慶應義塾大学では心房中隔欠損症の治療を全て非常に低侵襲な方法で行うことが可能です。是非一度ご相談下さい。




私たちの強み~当院ハイブリッドチームが世界有数な理由

心臓血管低侵襲治療の国内外トップチームの1つである私たちの強みをご紹介します。

ハイブリッドチーム
メンバー紹介

心臓血管外科、循環器内科など、各診療科の専門家が参集しています。

慶應義塾大学病院 心臓血管低侵襲治療センター
Keio University School of Medicine Medical Center for Minimally Invasive Cardiac Surgery

〒160-0016 東京都新宿区信濃町35番地
TEL: 03-3353-1211(代表) FAX: 03-5379-3034(直通)
夜間休日連絡先 夜間受付電話番号:03-3353-1208、心臓血管外科当直医PHS:070-6587-0114