手術リスクの低い大動脈弁狭窄症患者さんを対象とした臨床試験(PARTNER 3試験)
慶應義塾大学病院では、大動脈弁狭窄症と診断され、外科的手術リスクの低い方を対象として、
大動脈弁狭窄症の治療に用いる医療機器の治験にご協力いただける方を募集しております。
治験の目的
この治験では、外科的手術リスクの低い大動脈弁狭窄症を有する患者さんに治験機器を使用していただき、
治験機器の有効性と安全性を調べることを目的としています。
治験の方法
手技は無作為化と呼ばれる方法で決定され、1:1の確率で治験機器を使用した
経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)※1 または通常保険診療で使用されている
生体弁を使用した外科的大動脈弁置換術(SAVR)※2 のいずれかを受けて頂くことになります。
※1:経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)
治験機器は、カテーテルを用いて足の付け根の動脈から心臓に送り,十分に開かなくなった大動脈弁の上に留置します。
2016年3月に足の付け根の動脈から挿入する方法について国より使用が認められ、既に使用されている機器ですが、
手術リスクの低い患者さんへの使用はまだ認められていません
※2:外科的大動脈弁置換術(SAVR)
開胸術で通常保険診療で使用されている生体弁に置き換えます。
対象
- 重度の大動脈弁狭窄症と診断されている方
- 開胸での大動脈弁の手術が安全に実施できると判断されている方
- 生体弁による治療を希望される方
その他、治験に参加するためにはいくつかの基準があります。また、治験参加に同意された後でも、
その基準にあてはまるかどうかの事前の検査の結果によっては参加いただけない場合もあります。
治験責任医師
循環器内科 林田健太郎
募集期間
2017年4月~2017年9月
お問い合わせ先
循環器内科 林田 健太郎
下記、電話番号またはメールアドレスへお問い合わせください。
電話番号:03-5843-6702(循環器内科直通)
受付時間:9:00~16:30(連絡窓口担当者:田中 誠)
Email: keioheartteam@yahoo.co.jp